「家の中のセウォル号」韓国殺菌剤事件

こんにちわ。北見尚之です。


韓国で加湿器に使う殺菌剤が原因で妊産婦や新生児らが肺損傷を起こし多数の死傷者が出ていたことが2011年に発覚し、5年たった今になって検察が捜査を本格化やっとさせた。

 

死傷者は1500人を超え、韓国で近年最悪の消費者被害事件と言われ、「家の中のセウォル号事件」とも呼ばれている。

 

メーカーの一部は有害だと認識しながら販売を続け、問題発覚後に証拠を隠滅した疑いもあり、被害者側は殺人罪の適用を求めていたが、
結果、最も被害の大きかった殺菌剤を製造・販売した「オキシー・レキット・ベンキーザー」の代表が記者会見し謝罪、補償を行うと約束した。

 

さらに、同社の殺菌剤の危険性を否定する実験結果を発表していた国立ソウル大獣医学部教授を拘束された。教授は同社製品と健康被害の間の因果関係は「明確でない」とする報告書を作成し、同社はこれも根拠に責任を否定し続けた。

 

教授は同社が責任を回避できるよう実験結果を捏造した疑いがある。検察は近く逮捕状を請求する方針で収賄罪が適用される可能性があるとのこと。

 

この国民と国を長きにわたって欺くような行為と流れはとても許し難いと節に感じる。
自分たち(一部の会社や関係者)の利益のみを守る自己中心的で自分勝手なこの振る舞いをする人間の気がしれない。
日本人はそうではないと節に願ってやまない。


北見尚之