日本に返還。有害な電子基板含まれる金属約200トン積んだ船が返却

こんにちわ。北見尚之です。

 

約2年前に日本から輸出されタイにて処理される予定の積み荷が、電子基板などの有害な電気製品ごみが含まれるとして、タイ政府が輸入を拒否し、金属スクラップ約200tを積んだ船が日本に返却するためタイの中部レムチャバン港を出航しました。

 

返却されるのは日本の廃品業者が回収したスクラップです。

 

リサイクル目的でタイに輸出されたが、2014年8月にタイ税関の検査で鉛を含む電子基板などが混入していることが判明しました。

 

タイ政府は国境を越えた有害廃棄物の移動を防ぐ「バーゼル条約」で義務付けられている事前通告がなかったとして輸入を拒否し、日本に引き取りを要請し、日本の業者が自主的に引き取ることになった。

 

タイ初の有害廃棄物返却を記念し7月28日に開いた式典で、タイ工業省の局長は「タイと日本の協力がようやく結実した」と述べたそうです。

 

日本でも産業廃棄物処理が度々問題視されてニュースになりますが、海外にまで迷惑を掛けるとは・・・日本の恥ですね。

 

北見尚之