中国メディアの報道過熱、SNSでは日本批判

こんにちわ。北見尚之です。

旅行で北海道を訪れていた中国出身の小学校教師の女性が、宿泊先に荷物を残したまま約2週間にわたり連絡が取れない状態が続いています。
中国ネットメディアは熱心に報道を続けているが、依然として女性教師の足取りははっきりとしていない。
中国のインターネット上では、女性教師の安否を心配する一方で、「日本は果たして安全な国なのか」などと日本の治安を疑問視する記事も目立ってきている。

中国ニュースサイトの報道によると、事件の経緯は、、、
7月18日、福建省出身の小学校教師の危秋潔さんは個人旅行で北海道を訪れた。
危さんは札幌市内のゲストハウスに宿泊していたが、22日に部屋に荷物を残したまま外出し帰国予定の25日になっても戻らなかった。
その後、中国の家族が行方を捜索しているが本人からの連絡は一切ないまま。

注目されるのは、ゲストハウスからの外出後の足取りで、22日は北海道東部の阿寒湖温泉に1人で宿泊し、翌23日朝にホテルをチェックアウトしていることが判明している。
阿寒湖のホテルをチェックアウトした後に、店に立ち寄ってパンを購入したという報道や31日に阿寒湖から近い山奥の林道で危さんとみられる女性の目撃情報もあったりする。

さらに、中国版ツイッターと呼ばれるウェイボーを23日に札幌市内で使用した形跡があるとの報道や、危さんが別れの手紙をゲストハウスに残していたや
残されていたのは別れの手紙ではなかったなどといった報道もあり、現時点では情報が錯綜している。

危さんは父親に「無事にホテルに戻りました」とメッセージに記しているが、実際には同時刻はまだ阿寒湖のホテルにはチェックインしていなかったという。
また、旅行前には失踪をうかがわせるような発言や行動など一切なかったといい、それだけに危さんの行動について謎は深まる一方となっています。

中国のネット上では「犯罪に巻き込まれたんじゃないのか」「日本は安全だと思っていたので驚いた」などと日本の治安を危惧する声が目立っている。
中国のニュースサイトは、同事件に関連して「日本はまだ安全なのか?」とする記事を掲載している。この記事は「日本の治安状況に注目し始めている。日本は果たして安全なのか、安全でないのか?中国人は日本で特に何に気をつけたら良いのか?」など日本の治安などについて分析している。
また、中国のウェブサイトも「単独の海外旅行は安全第一で」と題した記事を掲載し「旅行先を慎重に選ぶ」「安全意識を高め、連絡手段を保つ」「見知らぬ人との付き合いには常に警戒心をもつ」といった注意点を示している。

またSNS上ではさまざまな意見が飛び交っている。
「日本の変態に捕まっているに違いない」など最も目立つのは、危さんが日本で犯罪に巻き込まれた可能性を指摘する声である。
一方で「不法就労のために消えたのではないか」「日本の文化に染まっておかしくなっていたんじゃないか」といった推測の意見もある。
さらに、日本を批判する投稿も目立つっており、「日本や韓国などの敵対国家に行くのは賛成しない」「日本や米国では、中国人女性に危害を加える事件が相次いでいるのは明白だ!」
「日本に旅行に行くのは死にに行くようなものだ」「日本の畜生ども。歴史を振り返れ!」などさまざま

いつも日本で問題を起こす中国人だがこんなときはこちらを悪者にして一斉に攻撃してくる相変わらずな対応だが、一刻も早く危さんが無事に姿を現すことが望まれるのは国を問わず言うまでもないでしょう。

北見尚之