チーム導くリーダーの言葉、真のリーダーシップとは

こんにちわ。北見尚之です。

周りがどんなにうるさくてもあの人の声は不思議と聞こえる。そんな経験を持つ人は少なくないと思います。
人は誰しも、雑多な中から自分の興味や関心があるものに気づく能力をもっていてそれらの刺激から影響を受けています。

それは持って生まれた性質かもしれませんが、発する言葉の強さや声の通り方などが影響してきます。
スポーツチームの選手にとっての雑多の中でも不思議と聞こえてくるもの、それは監督やコーチといったリーダー的な立場の声でしょう。
選手達にとって、良くも悪くも影響力の強い監督やコーチらは大事な試合の前やタイムアウトの時に勝利や目標に向けて選手たちを鼓舞しようと「ペップトーク」と呼ばれる、
極めて力強いメッセージを送ることがあります。

そのメッセージが選手の心の真情にどのくらい触れるかが、チームの雰囲気や勝敗を左右する重要なポイントになります。
そしてその真情度合いを決定づけているのが選手とリーダーの信頼関係になります。

信頼に支えられた関係性は、選手同士やリーダーとの間で共感し合える状態を生み出しやすくし、選手はリーダーの言葉を素直に受け入れて期待に応えようとすます。
またリーダーも、信頼する選手だからこそハードな練習や多くの時間を共に過ごし試合後には選手をたたえ激励や感謝の言葉を贈るものです。

信頼する存在であるリーダーであれば選手は試合後のリーダーの言葉を決して聞き逃したりはしません。
信頼するリーダーが、自分たちの何を評価してくれたのか、自分たちがどんな存在なのかを確かめるために。

リーダーとしての資質には、目標を実現させていこうとする情熱が重要で、しかしそれだけでは選手たちには響かず押し付けだと受け止められることもあります。
より高みを目指すときに必要なものは、選手が積み上げてきた努力と成果にリーダーがどれだけ強く共感し、そのことを自分にしか表現出来ない独自の言葉で表現することが求められます。

試合終了や節目を迎えたときにリーダーは何を語るのか。その言葉により報われ次に進もうとすることが出来るのか。
情熱を注ぎ自分にしか紡ぐことができない言葉とそれに影響された行動を起こす姿に第三者は感動や共感を覚えるかもしれません。

社会や組織にとってもこのリーダーシップはとても重要で、事業や売上の拡大、チームのミッション達成などに不可欠です。
ただ、この組織やチームを束ねて前へ推し進めていくリーダーシップがとても難しいんですがね。

北見尚之