相次ぐ閉館と再開発。

こんにちわ。北見尚之です。

新宿駅前の商業施設「新宿ミロード」が再開発のため2025年3月で閉館されることが発表されました。

新宿ミロードは1984年に開業し、地上9階建ての施設で女性向けファッションブランドや飲食店などが入居しています。
閉館の理由は、新宿駅周辺で行われている「新宿駅西口地区開発計画」の進展にともない、
施設を2025年3月16日に閉館すると発表し、閉館に合わせた「フィナーレキャンペーン」を10月から実施するとしています。

新宿のランドマークの一つとして愛されてきた施設の閉館を受け、
ネット上では惜しむ声が相次いでいます。

他にも、新宿駅周辺では再開発を受け「小田急百貨店新宿店」本館が2022年10月で営業を終了し、
駅の西口と南口を結ぶ「モザイク通り」が2023年3月に営業終了しています。

また、新宿駅東口駅前にある新宿伊勢丹グループのファッションビルで、
2016年まではバラエティ番組「笑っていいとも!」が生放送されていた「スタジオアルタ」が有名で、
よく待ち合わせの場所としてもよく使われていた、
新宿アルタ」も2025年2月28日をもって営業を終了することが発表されました。
この相次ぐ営業終了の発表を受けて、SNSでは思い出などが詰まった投稿が寄せられています。

一方で、その「新宿駅西口地区開発計画」による解体が進み、
東京・新宿駅西口付近の空が広くなっているのも話題になっています。

小田急百貨店新宿店本館の全面開業は1967年、地上14階地下2階の商業建物で、
50年以上にわたり新宿西口を象徴する存在として親しまれてきました。
なお跡地には地上48階、高さ約260メートルの超高層ビルが建設され、
高層部にはオフィス機能、中低層部には商業機能が入り2029年度の竣工を予定しています。

大阪の梅田でも再開発によってごく普通の町並みから5年間で見違えるような大都会に変貌し、
拡大した大阪駅をはじめとする高層ビルが建ち並び、道路も大幅に広くなっています。

5年間で大都会に変貌した梅田の町並みに、SNSではなど、
「たった5年の間にここまで風景が変わるとは」との驚きの声が集まりました。

建物の老朽化や再開発によって町が進化や発展することはとてもいいことなんでしょうが、
古き良きというものが失われていくのも何だか考え深いものもありますね。

北見尚之