チューナーレステレビが人気なワケ

こんにちわ。北見尚之です。

地上波が映らないテレビが売れているようです。
ディスカウントストアの「ドン・キホーテ」が、昨年12月に発売した「ネット動画専用スマートTV」は累計で1万3000台以上を販売しているとこのと。

なぜ地上波が映らないテレビがこれほどが売れているのか。
その最大の原因は、YouTubeNetflixなどの動画配信サービスの急拡大です。
とある調査によれば、45.5%が定額制動画配信サービスを利用しており、YouTubeなども含めれば、もはや生活の一部となっています。

また、民放公式テレビ配信サービス「TVer」は、4月11日から地上波で放送するテレビ番組を、ネットで同時配信する「地上波リアルタイム配信」を解禁しました。
その他、各社は見逃し配信やネット配信を開始しし、こういったテレビ離れを止める施策が、皮肉にもチューナーレステレビで地上波の番組が見れる状況を作り出しています。

チューナーレステレビと比較対象になるのが、モニターでSNS上では「モニターや大型端末で事足りる」「PCにつなぐモニターとどう違うのか」といった意見もあります。
モニターとの一番の差別化ポイントは、画質や音響機能を向上させていることで、エディオンの43V型チューナーレステレビは、
4Kかつ立体音響と本家テレビとも遜色ない仕様になってます。
エディオンの43V型チューナーレステレビは、Google TVを搭載し豊富なネット動画サービスに対応する他、ゲームモードも搭載し好評とのこと。

その中で、チューナーレステレビを一躍有名にしたドンキの「ネット動画専用スマートTV」は、増産2回目となる追加生産分が店頭入荷予定しており、
消費者からのもっと大きなサイズが欲しいとの声を踏まえた新モデルを検討しているといいます。

現在では、1人暮らしや地上波は見ないとテレビを持っていなかった層や、リビングにテレビはありつつ自室用のセカンドテレビとして人気を集めているチューナーレステレビですが、
調査会社のマクロミルの「最新のテレビ利用動向調査」によると、テレビの保有率は、93.2%で、そのうちネット接続率は41.8%で、
特に世代別で見ると接続率は若年層ほど高く、20代以下では過半数に上っています。

この傾向だと動画配信サービスを中心に見る層が、チューナーレステレビに乗り換える可能性もあり、地上波が映らないテレビが、本家テレビの座を奪う日が来るかもしません。
ただ、見たい時に見れて面白い番組がいっぱいあるため「動画配信サービス」が浸透し急拡大する中で、各民放キー局は今後に地上波に優位性は見出せるのでしょうかね。

北見尚之