全国旅行支援がいよいよスタート!

こんにちわ。北見尚之です。

新型コロナウイルスの水際対策の緩和と合わせて、
政府の観光支援策「全国旅行支援」が東京都を除く46の道府県で昨日から始まりました。

「全国旅行支援」は全国を対象とした観光需要喚起策で、
1泊あたり最大11,000円相当の割引支援が受けられます。
旅行代金が1人1泊あたり8000円を上限に40%割引になり、
買い物などで使えるクーポンが上限3000円と合わせると、
補助は1人1泊あたり最大1万1000円になります。

期間は昨日から12月下旬まで、利用には3回目のワクチン接種か陰性証明書が必要です。
参加する旅行会社の店頭やホームページなどから国内旅行を申し込めば、
交通費を含む旅行代金が割り引かれた上に、旅先で使えるクーポンが別途受け取れます。

クーポン券は飲食店や土産物屋などで使え、1泊当たり平日なら3000円、
休日だと1000円が受け取れ、旅行需要を平準化させるため平日を手厚くしています。
受け取りは、事前に旅行会社が交付する場合や、現地の宿泊先で受け取るケースなどがあります。


「全国旅行支援」の初日から予約をめぐる混乱もあり、
旅行会社や大手宿泊予約サイトのなかには、
山形や奈良など一部の県の割引商品の予約をいったん打ち切ったところもあり、
これは自治体から事業者に割り当てられる補助金が上限に達したためです。

補助金の割り当て方は、自治体ごとに異なるためにこうした混乱が生じたとみられています。
昨日は旅行会社のホームページなどにアクセスが集中し、つながりにくくなる事態が相次ぎ、
JTBJR東海ツアーズなど旅行会社のほか、
宿泊旅行サイトの「楽天トラベル」や「じゃらんnet」なども予約などがしづらい状況に陥りました。
一部サイトでは、通常の3倍ほどのアクセスがあったとのことです。

2年前に実施した「GoToトラベル」との違いは、前回は事業の実施主体が国だったが、
今回は都道府県に移し、新型コロナの感染状況を踏まえて各地域で中断や再開を柔軟に判断できるように見直しています。
その分、東京都だけは開始が20日になるなど、地域によって対応が異なるので利用の際は注意が必要です。

2年前の割引額は14000円が上限で、今回よりも高いが引率は35%から40%に引き上げられており、
今回は比較的低価格の旅行にも人気が集まるとの予測も出ています。

日帰り旅行も対象だが宿泊がない分、割り引きの上限が5000円になり、
イカーを使ってホテルだけ予約するなど、鉄道やバスなど交通費を伴わない旅行も上限は5000円となります。

これまでの自粛のうっぷんを晴らすべく、旅行を計画されている方も多いと思いますが、
私も「全国旅行支援」を使って久々にプチ旅行とも考えてますが、結果行かないで期間か上限が終わってしまいそうです。

まだまだ各々思うところはあると思うますが、出口の見えない情勢の中でこういった取組みは大事ですよね。

北見尚之