ストレス解消のオンライン飲み会がストレスに?

おはようございます。北見尚之です。

日本全国に広がる緊急事態宣言を受け外出自粛が続く中、zoomなどを使ったオンライン飲み会などが盛り上がっていますが、
その中には「終電関係ないから途中で抜けられない」や「在宅だから断れない」と悩んでいる人もいたり、
またアルコール依存症になってしまう人が増えるのではといった声も聞かれます。
ストレス解消に一役買ってきたオンライン飲み会ですが課題あるようです。

そんな中でTwitterに投稿された「オンライン飲み会から緊急脱出できるマシーン」が話題を呼び大反響を受けたようです。
動画の内容はボタンを押すとアームが立ち上がり、先端に装着されたロード中を示す花形そっくりのマークが付けて、
まず自分が動くのを止め、次にマシーンのボタンを押して花形マークをPCカメラの前に持ってきて自分とPC画面の間に割り込みます。
相手にはこちらが回線不良でフリーズしたように見え後はzoomを落として脱出完了。

これはユーモアのあるジョークアイテムですが、見た人からは「無理してる人もいるのかなと気づく」「気持ち分かる」「断る理由を作りにくい場に見えた」といった声もあり、
みんながオンライン飲み会をどう感じているのか振り返るきっかけになったようです。

ポジティブな反応としては「ストレス解消に効果的」「時間を選ばない」「ペットも参加できる」「喫煙・非喫煙の配慮がいらなくなった」などリアル飲み会のデメリットを解消できて喜ぶ声が多いです。
一方、ネガティブな反応としては「少数グループに分かれて飲めない」「最初は楽しかったけど最近は断りにさ半端なくて嫌だ」といった意見があります。
その中でも「断りにくい」「抜けにくい」点にストレスを感じている人が多いようでこの脱出マシーンに反響が集まったようです。

また「終電ないから飲み過ぎてしまう」「オンライン飲み会で飲み過ぎた」「酒量が倍になった」など酒量の増加を心配する声も多く聞かれます。
日経新聞によれば、アルコールやギャンブルの依存症ケアに取り組む団体あてに飲酒関連の相談が増えているようです。
ストレス解消などが期待できるオンライン飲み会ですが、断りにくくや抜けにくいと感じる人は心身の健康を害してしまう恐れもあります。
また、酒量が多くなった人は自己管理を意識して終了時間や1日の酒量を決めて制限するなどしないと成人病になりかねません。

何にしてもストレス解消がストレスになっては元も子もなくなるので節度をもって楽しむのが一番ですね。

北見尚之